皮膚の構造について詳しく知ろう

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皮膚の構造

皮膚の3層構造(バリア、バネ、栄養運送屋・ゴミ処理屋)

肌は、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構造されており、表皮の最上層には「角質」といわれる バリア層があります。

表皮:肌の盾(バリア)

表皮は、紫外線・細菌等の有害環境から肌を守るバリアの役目をします。

皮脂

皮脂は、表面をコートして保護する車のワックスのような役目をします(皮脂膜は肌を弱酸性に保 ち、雑菌の繁殖も防ぎます)。

セラミド(水分を溜めるスポンジ)

細胞内脂質の一種。角質層の細胞と細胞の間でスポンジのように水分を保持し、肌を乾燥から守る 役目をします(肌の保湿貢献度の80%を占める)。

表皮細胞

表皮細胞は、成熟しながら上に押し上げられ最後は角質(垢)となって剥がれます。この表皮細胞 の生まれ変わりを「ターンオーバー」といいます。

表皮細胞は、「表皮幹細胞」から作り出されていて、表皮幹細胞の働きは、血液からタンパク質など の栄養素と酸素が十分に供給されることがとても重要になります。

真皮:肌のバネ

真皮は、肌の弾力を維持するバネのような役目をします。

ヒアルロン酸(真皮のクッション)

糖と水をゲル状に固め、保水と肌の弾力を作る役目をします(1gで6Lの水を蓄える)。

コラーゲン繊維(真皮の柱)

網目状のタンパク質繊維。真皮を支える支柱のような役目をします。

エラスチン(柱と柱を止める留め金)

コラーゲン繊維を網目状に留めるタンパク質繊維。留め金のような役目をします。

繊維芽細胞(真皮の材料工場)

コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り出す材料工場の役目をします。

※コラーゲン増産の鍵となる真皮幹細胞! 

繊維芽細胞は、血管の周りに存在する「真皮幹細胞」から作り出され、その働きは、血液からタンパク質などの栄養素と酸素が十分に供給されることがとても重要になります。つまり、 食と血行がお肌を整える鍵となるのです!

表皮:肌の盾(バリア)

皮下組織は、「毛細血管」「リンパ管」が通っている、主に脂肪からできる組織。栄養を表皮細胞へ 送り、老廃物を排泄する役目をします。

毛細血管(肌細胞の栄養運送屋)

表皮・真皮に栄養を送り、代わりに老廃物を受け取る役目をします。

リンパ管(肌細胞のゴミ処理屋)

血管から老廃物を受け取り排泄する役目をします。

年齢と肌のターンオーバーの関係(20歳と40歳では倍違う)

ターンオーバーの周期は、年齢が高くなるほど遅くなります。個人差はありますが、20代に比べて40代は、ターンオーバーの周期は倍に、肌の生まれ変わりの力は半分になってしまうといわれてい ます。

美肌ってなに?
肌の生れ変り(ターンオーバー)が、健康的に行われて、「表皮:肌の盾(バリア)」「真皮:肌のバネ」がしっかりとしている肌を言います。
そのためには、血行が行き届いて、肌細胞に栄養が十分に行き渡ることが大切です!

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